結論を先に
massive thighsが最も太ももの太さに影響した。 ただし太ももだけでなく、腰回り・体全体がふくよかになる傾向がある。「太ももだけ太く」は難しい。very thick thighsとextremely thick thighsはthick thighsと大差なし。 副詞(very/extremely)による強調は限定的。thunder thighsは効果が薄い。 口語的・スラング的な表現はモデルがうまく解釈できない可能性がある。- 太さの修飾語よりも、体型そのものの指定(curvy, voluptuous等)のほうが影響が大きい可能性がある。 これは今後の検証課題。
前回記事との関係
前回の太もも表現プロンプト検証では、thick thighs / toned thighs / plump thighs / slender thighs の4条件を比較し、「差は小さい」という結論だった。
今回はその続編として、thick thighs をベースラインに副詞や強い形容詞でどこまで太さをエスカレーションできるかを検証する。
実験設計
| 項目 | 値 |
|---|---|
| モデル | z-image-turbo(6B、写実特化蒸留) |
| ステップ | 8 |
| CFG | 1.0 |
| サイズ | 1024x1024 |
| seed | 3つ固定(前回記事と同一) |
| 各条件 | 3枚(3seed) |
| 新規生成 | 4条件 × 3 = 12枚 |
ベースプロンプト(前回記事と同一)
条件一覧
| 条件 | THIGH_TYPE | 備考 |
|---|---|---|
| A00: コントロール | (なし) | 前回記事から参照 |
| A01: thick | thick thighs | 前回記事から参照 |
| B01: very thick | very thick thighs | 新規 |
| B02: extremely thick | extremely thick thighs | 新規 |
| B03: massive | massive thighs | 新規 |
| B04: thunder | thunder thighs | 新規 |
A00(コントロール)とA01(thick)は前回記事と同一プロンプト・同一seedのため、画像を再生成せず参照する。
各条件の検証
B01: very thick thighs
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: seed 3で太もも・腰回りにボリューム感が確認できる。seed 1は複数パネル構図になり、太ももの透けるスカートが生成された。前回のthick thighsと比較して、劇的な差は確認されなかった。3枚中1枚(seed 3)でやや太めの体型が生成された。
B02: extremely thick thighs
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: very thickと同様の傾向。seed 3で太もものボリュームが増し、全体的にふくよかな体型になっている。seed 1は複数パネル構図で装飾的なスカートデザインが出現。very と extremely の間に明確な差は確認されなかった。
B03: massive thighs
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 今回の4条件で最も太さに変化が見られた条件。seed 3では太もも・腰回りが明確にふくよかで、スカートからはみ出すようなボリューム感がある。seed 1も複数パネル構図ながら体型にふくよかさが確認できる。ただし「太ももだけが太い」というよりは「体全体がふくよかになった」結果として太ももも太くなっている。3枚中2枚で太さの増加が観察された。
B04: thunder thighs
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 意外な結果。thunder thighs は英語圏で「太い太もも」を意味するスラングだが、生成画像では標準的〜やや細い体型になった。seed 1は3パネル構図で標準体型、seed 2は複数パネルで標準体型、seed 3も太ももの太さ増加は確認されなかった。3枚すべてでコントロール(修飾なし)と同程度かそれ以下の太さだった。
条件間の比較(seed 3)
seed 3が全条件で最も安定した単体full body構図を生成したため、seed 3同士で比較する。
| very thick | extremely thick | massive | thunder |
|---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
太さの順: massive > extremely thick ≒ very thick > thunder(≒コントロール)
考察
副詞による強調は効果が限定的
thick → very thick → extremely thick と副詞を強めても、太さの変化は段階的に増加しなかった。副詞(very, extremely)はこのモデルでは太もも太さの制御にほとんど寄与しない。
massiveは「太い」というより「大きい」
massive が最も効果があったのは、massive が体のパーツの「太さ」ではなく「大きさ・ボリューム」を示す形容詞として機能したためと考えられる。結果として太ももだけでなく体全体がふくよかになった。太ももの太さだけをピンポイントで制御するのは難しい。
スラング・口語表現はモデルが苦手
thunder thighs はコントロールと同程度の結果で、太さの増加に寄与しなかった。学習データにおける表現の頻度や文脈の違いが影響している可能性がある。プロンプトには直接的で一般的な形容詞を使うほうが安定する。
太ももの太さ制御の限界
前回記事(thick/plump/slender比較)と今回の結果を総合すると、太もも修飾語による制御には明確な天井がある。massive でも「劇的に太い太もも」にはならず、体全体のプロポーションが変わる形で間接的に太さが増す程度だった。
まとめ
| 修飾語 | 太もも太さへの影響 | 副作用 |
|---|---|---|
| thick thighs | わずかに増加 | なし |
| very thick thighs | thick と大差なし | なし |
| extremely thick thighs | thick と大差なし | なし |
| massive thighs | 最も増加 | 体全体がふくよかに |
| thunder thighs | 効果なし | なし |
太ももの太さを最大限に出したい場合は massive thighs が現状の最善手だが、体全体のプロポーションへの影響を許容する必要がある。体型修飾(curvy body, voluptuous figure 等)との組み合わせで、より精密な制御ができるかは今後の検証課題となる。














