【実験】涙・泣き顔プロンプト検証|潤む→一筋→号泣の3段階比較

【実験】涙・泣き顔プロンプト検証|潤む→一筋→号泣の3段階比較

結論

  • 3段階すべてで涙の表現に明確な差が出た ── プロンプトによる涙の強度制御は有効
  • teary eyes, watery eyes は目元の潤み・光沢として3/3枚で再現された。涙が頬を流れるほどではなく、瞳が潤んで見える程度
  • single tear rolling down cheek は頬に一筋の涙が確認できたのは2/3枚。1枚は涙の粒が目立たず潤み程度にとどまった
  • crying heavily, tears streaming down face は3/3枚で号泣表情が再現された。顔の歪み・鼻の赤み・頬を伝う複数の涙筋が確認できる
  • 涙の強度が上がるにつれて、髪の乱れや肌の濡れた質感も連動して強まる傾向がある

この記事でわかること

  • 涙・泣き顔のプロンプトで強度をどこまで制御できるか
  • 「潤み」「一筋の涙」「号泣」の3段階の出力差
  • 涙の表現が顔全体の雰囲気にどう影響するか

実験条件

項目
モデルz-image-turbo(6B、写実特化蒸留モデル)
ステップ8
サンプラーeuler
スケジューラーddim_uniform
CFG1.0
画像サイズ1024×1024
Seed条件ごとに3種類を固定使用

ベースプロンプト

ベースプロンプト
1girl, 32yo japanese actress, {VARIABLE}, black lingerie, sitting on bed, looking at viewer, soft lighting, close-up face

{VARIABLE} 部分のみを変更し、涙の強度による表情変化を比較する。

条件A: teary eyes, watery eyes(潤んだ瞳)

条件A
1girl, 32yo japanese actress, teary eyes, watery eyes, black lingerie, sitting on bed, looking at viewer, soft lighting, close-up face
Seed 5100Seed 5101Seed 5102
条件A:潤んだ瞳の表情 seed5100条件A:潤んだ瞳の表情 seed5101条件A:潤んだ瞳の表情 seed5102

観察

3/3枚で目元に潤み・光沢が確認された。瞳がうるうると光を反射しており、泣く直前のような表情になっている。頬に涙が流れ落ちている描写はなく、あくまで「目に涙が溜まっている」状態。表情自体は比較的落ち着いており、口元は閉じたままか軽く開いている程度。肌表面にも水滴のような光沢が出ており、汗や涙で濡れたような質感が付与されている。

条件B: single tear rolling down cheek(一筋の涙)

条件B
1girl, 32yo japanese actress, single tear rolling down cheek, black lingerie, sitting on bed, looking at viewer, soft lighting, close-up face
Seed 5110Seed 5111Seed 5112
条件B:一筋の涙が頬を伝う表情 seed5110条件B:一筋の涙が頬を伝う表情 seed5111条件B:一筋の涙が頬を伝う表情 seed5112

観察

2/3枚(seed5110, seed5111)で頬に一筋の涙が確認された。seed5112は涙というよりも目元の潤みと肌の濡れた質感にとどまり、条件Aとの差が小さかった。涙が描画された2枚では、目頭から頬にかけて細い涙の筋が確認できる。表情は条件Aよりやや感情的で、眉が寄り気味になっている。seed5111では髪にピンクのリボンが出現しており、プロンプトにないアクセサリーが生成された。

条件C: crying heavily, tears streaming down face(号泣)

条件C
1girl, 32yo japanese actress, crying heavily, tears streaming down face, black lingerie, sitting on bed, looking at viewer, soft lighting, close-up face
Seed 5120Seed 5121Seed 5122
条件C:号泣して涙が頬を流れる表情 seed5120条件C:号泣して涙が頬を流れる表情 seed5121条件C:号泣して涙が頬を流れる表情 seed5122

観察

3/3枚で号泣表情が明確に再現された。条件A・Bとの差が最も大きい。具体的には以下の特徴が確認できる。

  • : 複数の涙筋が両頬を伝っており、量が明らかに多い
  • 表情: 眉が大きく歪み、口が開いて泣き顔になっている(3/3枚)
  • 鼻・目元の赤み: 泣いたことによる充血・赤みが鼻周り・目元に確認できる(特にseed5120で顕著)
  • 髪の乱れ: 3枚とも髪が乱れており、汗や涙で額・頬に張り付いている
  • 構図の変化: seed5121は前傾姿勢、seed5122は横たわった状態になっており、close-up face の指定にもかかわらずバストアップ〜上半身の構図に変化した。号泣の感情表現が構図にも影響を与えた可能性がある

横断比較

条件涙の量表情の崩れ再現率
A: teary eyes潤み程度ほぼなし3/3
B: single tear一筋〜潤み軽度(眉寄り)2/3
C: crying heavily複数の涙筋大(口開き・眉歪み)3/3

条件Bは「一筋の涙」という繊細な指定だが、再現率は2/3にとどまった。微妙な涙の量の制御は安定しないことがわかる。一方、条件Aの「潤み」と条件Cの「号泣」は比較的安定して再現される。

涙の強度が上がるにつれて、顔の表情だけでなく髪の乱れや肌の濡れ具合、さらには構図にまで影響が波及する。泣きの演出を狙う場合、涙だけでなくこれらの連動効果も考慮する必要がある。

ラボ長コメント

涙ってさ、量が多ければいいってもんでもないんだよね。条件Aの「泣きそうで泣かない」あの絶妙な潤みが一番グッとくる。号泣は号泣で迫力あるけど、あれはもう完全に別ジャンルの表現。個人的にはBの一筋の涙が安定しないのがちょっと惜しい。あの儚さ、もっと出したいのに。

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