結論
- 12表現36枚中、脱衣途中の描写が得られたのは1枚のみ(条件H・seed789:パンツが片足の足首付近まで下がり、下着が露出)
- 条件A〜Eの5表現15枚ではジーンズを完全に履いた状態から変化しなかった
- 条件F「halfway down thighs, panties visible」では下着のウエストバンドが覗く描写が一部出たが、ジーンズ自体は下がっていない
- 条件G「undressing, jeans pulled to knees」はウエストを掴むポーズや膝のダメージジーンズなど別解釈が出た
- 条件H「removing pants, pants at ankles, bending over」は3枚中3枚で前傾姿勢が出力され、うち1枚でパンツが実際に足首付近まで下がった
- 条件I「undressing, jeans」は条件Gから「pulled to knees」を外したシンプルな構成だが、3枚中3枚でジーンズ完全着用。ウエストに手をかけるポーズが出た程度
- 条件J「hand on zipper, pulling zipper down」は「zipper」がジーンズではなくデニムジャケットやデニムベストのジッパーとして解釈され、3枚中3枚でフルデニムコーデが出現
- 条件K「open jeans」は3枚中3枚でジーンズ完全着用。ウエスト部分のボタンが開いた描写は確認できなかった
- 条件L「unzipped jeans」も3枚中3枚でジーンズ完全着用。seed789で両手がウエスト付近にあるが、ジッパーが開いた描写は得られなかった
- 追加4条件でも脱衣途中の描写は得られず、条件Hが唯一の成功例であることが改めて確認された
この記事でわかること
- 「ジーンズを脱ぐ」系プロンプト12種の出力傾向
- 脱衣の途中状態がどの程度再現されるか
- 各表現がモデルにどう解釈されるか
- 「zipper」「open」「unzipped」等の状態指定の効果
- 「bending over」との組み合わせで脱衣描写が出る条件
実験条件
| 項目 | 値 |
|---|---|
| モデル | z-image-turbo(6B、写実特化蒸留モデル) |
| ステップ | 8 |
| サンプラー | euler |
| スケジューラー | ddim_uniform |
| CFG | 1.0 |
| 画像サイズ | 1024×1024 |
| Seed | 42, 123, 789 の3種類を固定使用 |
ベースプロンプト
{VARIABLE} 部分に各条件の表現を挿入する。
条件A: taking off jeans
最も直接的な「ジーンズを脱ぐ」表現。

観察
3枚中3枚でジーンズを完全に履いた状態。seed42とseed789では両手でウエスト部分を掴むポーズが出ており、「脱ごうとしている雰囲気」はあるが、ジーンズ自体は腰から足首まで完全に着用されている。seed123では手をポケット付近に添えているだけで、脱ぐ動作の気配すらない。
条件B: pulling down jeans
「引き下げる」という動作を明示した表現。

観察
3枚中3枚でジーンズを完全に履いた状態。条件Aと同様にウエスト付近に手を添えるポーズが出やすいが、ジーンズが実際に下がっている描写は確認できない。seed42ではボーダーTシャツ、seed123では黒タンクトップと、上半身の衣装がばらつく。
条件C: jeans around ankles
「ジーンズが足首にたまっている」状態を指定。脱衣後のポーズを狙った表現。

観察
3枚中3枚でジーンズを完全に履いた状態。注目すべきは、3枚すべてで裾がロールアップされている点。「around ankles」が「足首周辺にまとわる」→「裾を折り返す」と解釈されたと考えられる。足首にジーンズがくしゃっとたまった描写は得られなかった。また、seed42ではTシャツを着用し、seed123ではサンダルを履くなど、他の条件と比べてカジュアルなコーディネートの傾向が出た。
条件D: unbuttoned jeans
ボタンが外れた状態の指定。脱衣の前段階を狙った表現。

観察
3枚中3枚でジーンズを完全に履いた状態。seed42ではデニムシャツ+ジーンズのフルデニムコーデが出現し、「unbuttoned」がジーンズのボタンではなくデニムシャツに適用された可能性がある。seed123ではグレーTシャツ+ジーンズで、ボタンが外れた描写は確認できない。seed789ではウエスト部分に手をかけているが、ボタンの開閉状態は視認できない。
条件E: half-removed jeans
「半分脱いだジーンズ」という状態指定。

観察
3枚中3枚でジーンズを完全に履いた状態。seed42では膝部分に大きなダメージ(穴)があるジーンズが出力され、「half-removed」が「半分なくなっている」→「ダメージジーンズ」と解釈されたと考えられる。seed123とseed789では特筆すべき変化は見られず、通常のジーンズコーディネートとなった。
条件F: jeans halfway down thighs, panties visible
「太ももまでジーンズが下がった状態」と「下着が見えている」を同時指定。ラボ長コメントで言及された「脱衣の結果見えるものまで書く」アプローチの検証。

観察
3枚中0枚でジーンズが太ももまで下がった描写は得られなかった。seed42ではデニムシャツ+膝下丈のジーンズで、下着のウエストバンドがわずかに覗いている。seed123ではネイビーのタンクトップ+ジーンズを完全に着用した状態で、脱衣の気配はない。seed789では上半身が裸になり、ジーンズのウエスト上に白い下着のウエストバンドが見えている。「panties visible」は3枚中2枚で下着のウエストバンドが覗く描写として反映されたが、ジーンズが下がることで見えるのではなく、ジーンズの上から覗く形になった。seed789では「panties visible」が上半身の衣装を消す方向に作用した可能性がある。
条件G: undressing, jeans pulled to knees
「脱衣中」という動作指定と「膝まで引き下げた」状態指定の組み合わせ。

観察
3枚中0枚でジーンズが膝まで下がった描写は得られなかった。seed42では白いキャミソールにジーンズを完全に着用し、両手でウエストを掴むポーズが出た。「undressing」がウエストを掴む動作として反映された可能性がある。seed123ではネイビーのタンクトップにジーンズを完全に着用した立ち姿で、ベッドの上に立っている。seed789では白いクロップトップにジーンズを着用しているが、膝部分に大きなダメージ(穴)がある。条件Eと同様に「pulled to knees」が膝のダメージジーンズとして解釈された。
条件H: removing pants, pants at ankles, bending over
「パンツを脱ぐ」動作 + 「足首にパンツがある」状態 + 「前かがみ」のポーズ指定を組み合わせた条件。「jeans」ではなく「pants」表記を使用。

観察
3枚中3枚で前傾姿勢(bending over)が出力された。これは条件A〜Gと異なり、ポーズ指定が高い再現率で機能している。seed42ではグレーのタンクトップにジーンズを完全に着用した状態で、前かがみで足首を触るポーズ。seed123ではタンクトップにジーンズを着用し、前かがみでジーンズの裾を掴むポーズ。seed789では白いトップスに下着姿で、グレーのスウェットパンツが片足の足首付近まで下がっている。seed789は12条件36枚中唯一、パンツが実際に脱がれている途中の描写が得られた画像である。ただし素材がジーンズではなくスウェットパンツに変化しており、「pants」表記が影響した可能性がある。
条件I: undressing, jeans
条件Gから「pulled to knees」を外し、「undressing」と「jeans」のみのシンプルな構成。脱衣動作の指定だけでジーンズの状態が変わるかを検証。

観察
3枚中3枚でジーンズを完全に履いた状態。seed42では白いキャミソールにジーンズで、手は体の横に下ろしている。seed123では黒いタンクトップにジーンズで、右手をポケット付近に添えている。seed789では白いタンクトップにジーンズで、両手でトップスの裾を掴むポーズが出た。「undressing」がトップスを脱ごうとする動作として解釈された可能性がある。いずれもジーンズ自体に脱衣の描写は確認できなかった。
条件J: hand on zipper, pulling zipper down
ジッパーに手をかけて引き下げる動作を直接指定。ジーンズの前開きを操作する描写を狙った表現。

観察
3枚中3枚でジーンズを完全に履いた状態。特筆すべきは、3枚すべてでデニムジャケットまたはデニムベストが出現した点。seed42ではデニムジャケット(ジッパー付き)+ジーンズのフルデニムコーデ。seed123ではノースリーブのデニムトップ(ジッパー付き)+ジーンズ。seed789ではデニムジャケット(ジッパー付き)+ジーンズで、手がジャケットのジッパーを掴んでいる。「zipper」がジーンズのジッパーではなく、ジッパー付きのデニムアウターとして解釈された。ジーンズのジッパーが開いた描写は得られなかった。
条件K: open jeans
「開いたジーンズ」という状態指定。ボタンやジッパーが開いた前開き状態を狙った表現。

観察
3枚中3枚でジーンズを完全に履いた状態。seed42ではブルーのニットクロップトップにジーンズで、ウエスト部分のボタンが見えるがジーンズは閉じている。seed123ではグレーのTシャツにジーンズの通常の立ち姿。seed789では白いクロップトップにジーンズで、へそが見えているがこれはトップスの丈が短いためであり、ジーンズ自体は腰まで完全に着用されている。「open」がジーンズの前開き状態として機能した描写は確認できなかった。
条件L: unzipped jeans
「ジッパーが開いたジーンズ」の状態指定。条件Jの「hand on zipper」が別解釈されたため、形容詞として直接指定する表現を検証。

観察
3枚中3枚でジーンズを完全に履いた状態。seed42ではデニムシャツ+ジーンズのフルデニムコーデが出現し、条件Dの「unbuttoned jeans」と同様に「unzipped」がデニムシャツ側に作用した可能性がある。seed123では黒いタンクトップにジーンズの通常の立ち姿。seed789では白いTシャツにジーンズで、両手がウエスト付近にある。ジッパーが開いた描写は3枚中0枚で確認できなかった。
横断比較
seed別・条件別一覧(A〜D)
| Seed | A: taking off | B: pulling down | C: around ankles | D: unbuttoned |
|---|---|---|---|---|
| 42 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 123 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 789 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
seed別・条件別一覧(E〜H)
| Seed | E: half-removed | F: halfway down | G: pulled to knees | H: pants at ankles |
|---|---|---|---|---|
| 42 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 123 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 789 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
seed別・条件別一覧(I〜L)
| Seed | I: undressing | J: hand on zipper | K: open jeans | L: unzipped jeans |
|---|---|---|---|---|
| 42 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 123 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 789 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
12条件36枚中、パンツが実際に脱がれている途中の描写が確認できたのは条件H・seed789の1枚のみ。
知見まとめ
ジーンズの脱衣表現はほぼ機能しない
12表現36枚中、脱衣途中の描写が得られたのは条件Hのseed789の1枚のみ。しかもその1枚はジーンズではなくスウェットパンツに素材が変化していた。動作動詞(taking off, pulling down, undressing, removing)も状態指定(around ankles, unbuttoned, half-removed, halfway down, pulled to knees, at ankles, open, unzipped)も、ジーンズを脱ぐ途中の状態を安定して出力することはできなかった。
各表現の副作用
| 表現 | 意図した効果 | 実際の出力 |
|---|---|---|
| taking off jeans | 脱ぐ動作 | ウエストに手をかけるポーズ(3枚中2枚) |
| pulling down jeans | 引き下げる動作 | ウエスト付近に手を添える程度 |
| jeans around ankles | 足首にたまった状態 | 裾のロールアップ(3枚中3枚) |
| unbuttoned jeans | ボタンが外れた状態 | デニムシャツの出現(3枚中1枚) |
| half-removed jeans | 半分脱いだ状態 | ダメージジーンズ(3枚中1枚) |
| halfway down thighs, panties visible | 太ももまで下がった状態 | 下着ウエストバンドが覗く(3枚中2枚)、上半身裸化(3枚中1枚) |
| undressing, pulled to knees | 膝まで下ろした状態 | ウエストを掴むポーズ(3枚中1枚)、膝ダメージジーンズ(3枚中1枚) |
| removing pants, at ankles, bending over | 足首まで下ろして前かがみ | 前傾姿勢(3枚中3枚)、脱衣途中の描写(3枚中1枚) |
| undressing, jeans | 脱衣動作+ジーンズ | トップスの裾を掴むポーズ(3枚中1枚)、ジーンズ変化なし |
| hand on zipper, pulling zipper down | ジッパーを引き下げる | ジッパー付きデニムアウターの出現(3枚中3枚) |
| open jeans | ジーンズの前開き | クロップトップの出現(3枚中2枚)、ジーンズ変化なし |
| unzipped jeans | ジッパーが開いた状態 | デニムシャツの出現(3枚中1枚)、ウエストに手をかけるポーズ(3枚中1枚) |
条件Hが唯一機能した理由の考察
推測ではあるが、以下の要因が重なった可能性がある。
- 「bending over」によるポーズ変化: 立ち姿では「普通に履いている」状態にフォールバックしやすいが、前傾姿勢は脱衣動作と結びつきやすい
- 「pants」表記: 「jeans」より「pants」のほうが脱衣コンテキストでの出現頻度が高い可能性がある(結果としてスウェットパンツが出力された)
- 複数の脱衣関連語の重ね掛け: 「removing」+「at ankles」+「bending over」の3要素で脱衣の文脈を強化した
「zipper」はデニムアウターを誘発する
条件Jで「hand on zipper, pulling zipper down」を指定したところ、3枚中3枚でジッパー付きのデニムジャケットまたはデニムベストが出現した。「zipper」がジーンズのジッパーではなく、ジッパー付きアウターとして解釈された。条件Lの「unzipped jeans」でもseed42でデニムシャツが出現しており、「zip」系の語がデニムアウターの出現と関連する傾向がある。
「open」「unzipped」はジーンズの状態を変えない
条件K「open jeans」と条件L「unzipped jeans」はいずれも3枚中0枚でジーンズの前開き描写が得られなかった。ジーンズのボタンやジッパーの開閉状態を制御することは、動作動詞による脱衣指定と同様に困難であることが確認された。
「panties visible」の副作用
条件Fでは「panties visible」を追加したところ、seed789で上半身が裸になった。下着の露出を指定することで衣装全体が減る方向に作用する場合がある。意図しないNSFW出力のリスクがあるため注意が必要。
ラボ長コメント: 12条件36枚で1枚しか脱げてないの、ちょっと待って、厳しすぎでしょ。条件Jの
zipperが全部デニムジャケットになったのはウケる。ジーンズのジッパーじゃなくてアウターのジッパーって解釈されるんだ。えっと、条件Hのbending overが唯一の成功ルートだったので、前傾姿勢と脱衣の組み合わせをもう少し掘るか、ジーンズ自体を諦めてスカートとかで試す方向転換が必要かなと思います。







