結論を先に
surprised、shocked、exaggerated shock、jaw dropは3枚中3枚で安定して驚き表現が出る。目が大きく見開き、口が開き、両手を頬に当てるポーズが共通して生成されるwide eyes、bulging eyes、bug eyes、eyes poppingは驚き表現としては弱く、目がわずかに大きくなる程度。口は閉じたまま、ポーズも変化しないことが多い- 「目が飛び出る」ような漫画的な誇張表現はどの条件でも生成されなかった。写実モデルの限界と考えられる
comedic surpriseは3枚中1枚でアニメ調の画風に変化する副作用が観察された- 驚き表現を安定して得るには
surprisedが最もシンプルで効果的
実験設計
| 項目 | 値 |
|---|---|
| モデル | z-image-turbo(6B、写実特化蒸留) |
| ステップ | 8 |
| サンプラー | euler |
| スケジューラー | ddim_uniform |
| CFG | 1.0 |
| サイズ | 1024x1024 |
| seed | 3つ固定(全条件共通) |
| 各条件 | 3枚(3seed) |
| 合計 | 10条件 = 30枚 |
ベースプロンプト
表情変化を観察するため upper body + 正面構図を採用。
A00: control
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚とも口を閉じた穏やかな表情。目は自然な大きさで見開きはない。視線はカメラ方向またはやや横向き。手は体の横に自然に下ろされている。これが表情変化の基準線となる。
A01: surprised
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚中3枚で明確な驚き表現が出現。目がコントロールと比べて大きく見開かれ、白目の面積が増えている。3枚中2枚(s2, s3)で口が大きく開き、3枚中3枚で両手を頬に当てるポーズが生成された。s1は両手で口元を覆うポーズで、目が見開かれている。コントロールとの差は非常に大きい。
A02: shocked
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚中3枚で驚き表現が出現。surprised と非常に類似した結果で、目の見開き・口の開き・両手を頬に当てるポーズが共通して生成された。s1は口元を両手で覆うポーズ。surprised との視覚的な差は小さく、同程度の驚き表現が得られる。
A03: wide eyes
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚中3枚で口は閉じたまま。コントロールと比較して目がわずかに大きく開いているが、差は小さい。s1は横を向いた構図で目の変化が確認しづらい。s2は横顔に近い構図で、やや目を見開いた表情が確認できる。s3も穏やかな表情。両手を顔に当てるポーズは生成されなかった。「驚き」よりも「目を大きく開ける」という物理的な指示として解釈されている。
A04: bulging eyes
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚とも口は閉じたまま、驚きのポーズは生成されなかった。s1は横からのバストショットで、目にわずかな変化があるが表情は中性的。s2は顔のクローズアップが2枚並ぶ分割構図に変化し、目はやや大きく開いているが表情自体は穏やか。s3は正面からの顔アップで、目が少し大きいが驚き表現には至っていない。構図がクローズアップに寄る副作用が観察された。
A05: eyes popping
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚中1枚(s1)で目を見開いた緊張した表情が確認できたが、口は閉じている。s2は横向きの構図で表情は穏やか、驚きの要素はない。s3も正面を向いているが落ち着いた表情。「目が飛び出る」漫画的な効果は一切生成されず、効果は不安定。
A06: bug eyes
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚とも口は閉じたまま、驚きのポーズは生成されなかった。s1はクローズアップの構図で、目の虹彩が明るい色(青〜グレー系)に変化し、瞳が大きく見える。s2も同様に目の色が明るくなり瞳が大きく見える。s3は正面からの構図で目の変化は小さい。目の物理的な大きさよりも、瞳の色・大きさに影響する傾向がある。
A07: exaggerated shock
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚中3枚で驚き表現が出現。目が大きく見開かれ、口が大きく開き、両手を頬に当てるポーズが共通して生成された。surprised や shocked と類似した出力で、「exaggerated」による追加の誇張効果は確認できなかった。漫画的な目の飛び出し表現は生成されていない。写実的な範囲での驚き表現にとどまる。
A08: jaw drop
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚中3枚で驚き表現が出現。目が大きく見開かれ、口が大きく開いている。3枚とも両手を頬〜顎付近に当てるポーズが生成された。surprised と比較して口の開きがやや大きい傾向がある。s1では口が特に大きく開き、顎が下がっている様子が確認できる。名前の通り「顎が落ちる」表現に近い。
ラボ長コメント:
jaw dropで口がガバッと開くの面白い。驚き系は全部「両手を頬に当てる」ポーズがセットで出てくるのが、テンプレ感あるけど安定してて使いやすいよね
A09: comedic surprise
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚中2枚(s1, s3)は写実的な驚き表現で、目の見開き・口の開き・両手を頬に当てるポーズが確認できた。しかし3枚中1枚(s2)でアニメ・イラスト調の画風に変化する副作用が発生。comedic という語が写実から離れた画風を誘発したと考えられる。写実画像を安定して生成したい場合は避けるべきキーワード。
まとめ
10条件の結果を以下の表にまとめる。
| 条件 | 目の見開き | 口の開き | ポーズ変化 | 安定性 |
|---|---|---|---|---|
| control | なし | なし | なし | 3/3 |
| surprised | 大 | 大 | 両手が頬に | 3/3 |
| shocked | 大 | 大 | 両手が頬に | 3/3 |
| wide eyes | 小 | なし | なし | 1/3 |
| bulging eyes | 小 | なし | なし | 1/3 |
| eyes popping | 小 | なし | なし | 1/3 |
| bug eyes | 小(瞳の色変化あり) | なし | なし | 1/3 |
| exaggerated shock | 大 | 大 | 両手が頬に | 3/3 |
| jaw drop | 大 | 特大 | 両手が頬に | 3/3 |
| comedic surprise | 大 | 大 | 両手が頬に | 2/3(画風変化あり) |
驚き表現のプロンプトは大きく2グループに分かれた。
効果が強く安定するグループ: surprised、shocked、exaggerated shock、jaw drop の4条件は、目の見開き・口の開き・両手を頬に当てるポーズがセットで安定して生成される。特に jaw drop は口の開きが最も大きく、驚きの度合いを強調したい場合に有効。ただし4条件の間の差は小さく、最もシンプルな surprised で十分な効果が得られる。
効果が弱く不安定なグループ: wide eyes、bulging eyes、eyes popping、bug eyes の4条件は、目の物理的な変化を指定するキーワードだが、驚き表現としては機能しにくい。口は閉じたまま、ポーズも変化しない。構図がクローズアップに寄る、瞳の色が変わるなど、意図しない副作用が出ることもある。
「目が飛び出る」漫画的な誇張表現は、写実特化モデルではどの条件でも生成されなかった。写実モデルでは現実に存在しうる表情の範囲でしか表現されないため、漫画的な効果を求める場合はアニメ系モデルの使用を検討する必要がある。
ラボ長コメント: えっと、驚き表現は
surprised一択で十分ですね。wide eyesとかbulging eyesとか目の物理指定は効かないのに、感情を指定すると目も口もポーズも全部セットで動くのは興味深いかなと































