結論を先に
crouching, wide stance, hands on thighsが最もハッケヨイに近い姿勢を安定して出せた。3枚中2枚で開脚腰落とし+手が膝上+前傾の「仕切り」が再現されたdeep squat, legs apart, hands on kneesも高い再現度。3枚中3枚で開脚スクワット+手が膝付近の姿勢が得られたsumoを含むワードは体型を大柄・筋肉質に変化させる。sumo wrestling stanceは3枚中3枚で明らかに体格が変化し、レスリングマットも出現したshiko dachi stance(四股立ち)は期待通りに機能しなかった。格闘技の力こぶポーズに解釈され、腰落としにはならなかった- 【深掘り】
fists on groundを追加すると拳を地面につけた仕切りの構えが得られた。3枚中1枚で完璧な再現、1枚で近い結果 - sumo語を使わない要素分解アプローチが、体型を維持しつつハッケヨイを再現する最適解
この記事でわかること
- ハッケヨイ(仕切りの構え)を英語プロンプトでどう表現するか
sumo関連ワードが体型や背景に与える副作用- ポーズを要素分解して組み合わせるアプローチの有効性
- 「四股立ち」の空手用語
shiko dachiがAI画像生成で通用するか
実験条件
| 項目 | 値 |
|---|---|
| モデル | z-image-turbo(6B、写実特化蒸留モデル) |
| ステップ | 8 |
| CFG | 1.0 |
| 画像サイズ | 1024×1024 |
| Seed | 42, 123, 789 の3種類を固定使用 |
| 変更する変数 | ポーズの記述のみ(1変数) |
ベースプロンプト
{POSE} 部分のみを条件ごとに差し替える。衣装(tank top, shorts)・場所(indoor gym)・画角(full body)はすべて固定。背景をジムにしたのは、sumo系ワードが土俵や和室を誘発するリスクを避けるため。
各条件の結果
A00: コントロール ── standing, facing camera
| seed=42 | seed=123 | seed=789 |
|---|---|---|
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観察
3枚ともジムで正面を向いた直立姿勢。両足が揃い、腕は体の横に自然に下ろされている。タンクトップ+ショーツの服装が維持され、手足の破綻も確認されなかった。ベースラインとして機能している。
A01: sumo wrestling stance
| seed=42 | seed=123 | seed=789 |
|---|---|---|
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観察
3枚とも開脚して力こぶを見せるパワーポーズに解釈された。腰落としは浅く、ハッケヨイの前傾姿勢にはなっていない。最大の問題は体型の変化で、3枚中3枚で肩幅が広く筋肉質な体格になった。seed=42とseed=789では床にレスリングマットが出現し、indoor gym 指定が sumo wrestling に引きずられている。手は膝ではなく上方に上がっている。
A02: sumo crouch
| seed=42 | seed=123 | seed=789 |
|---|---|---|
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観察
A01と比べてハッケヨイへの再現度が大幅に向上。3枚とも開脚+低い腰落としが得られた。seed=42は手が膝上、seed=789は前傾で手が膝に乗っており仕切りの構えに近い。ただし体型はA00と比較してやや大柄寄りで、seed=42とseed=123では太腿が太くなる傾向が確認された。背景はジムのまま維持されている。sumo を含む条件の中では最良の結果。
A03: wide squat stance, leaning forward
| seed=42 | seed=123 | seed=789 |
|---|---|---|
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観察
wide squat がサイドランジ/ストレッチに解釈される傾向が確認された。seed=42とseed=789では片足を横に伸ばしたランジの姿勢になり、両足が対称的に開いたスクワットにはなっていない。seed=123はベンチに座って前傾している。体型はA00と同等で、大柄化は見られなかった。wide squat stance はワイドスクワットではなくサイドランジとして解釈される傾向が確認された。
A04: deep squat, legs apart, hands on knees
| seed=42 | seed=123 | seed=789 |
|---|---|---|
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観察
3枚中3枚で深い開脚スクワットの姿勢が得られた。seed=42は正面から手を膝に置いた深いスクワット、seed=123はベンチに手を置いており手の位置はずれたがスクワット姿勢は維持、seed=789は手が前方で合わされているが腰落としは十分に深い。手が膝付近に安定したのは3枚中2枚。体型はA00と同等で大柄化なし。sumo を使わずに要素分解(deep squat + legs apart + hands on knees)で仕切りに近い姿勢が安定して得られることが確認された。7トークンと少し長いが再現性は高い。
A05: shiko dachi stance
| seed=42 | seed=123 | seed=789 |
|---|---|---|
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観察
空手の四股立ち(shiko dachi)は格闘技の構え/パワーポーズとして解釈された。3枚とも開脚はしているが、腰落としが浅く立ち姿勢に近い。腕は力こぶポーズ(seed=42, 123)やファイティングポーズ(seed=789)になり、手が膝に行くことはなかった。体型はA01ほど大柄にはならなかったが、腕にやや筋肉質な傾向が見られた。shiko dachi は期待した四股立ちとしては機能せず、格闘技全般の構えとして解釈される傾向が確認された。
A06: crouching, wide stance, hands on thighs
| seed=42 | seed=123 | seed=789 |
|---|---|---|
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観察
3枚中2枚でハッケヨイに最も近い姿勢が得られた。seed=42は正面から開脚腰落とし+手が膝上で仕切りの構えそのもの。seed=789は前傾して手を膝に置く姿勢で、力の入った表情も合わせてハッケヨイ感が最も高い。seed=123はベンチに座った状態になったが、脚を開いて手を膝に置く姿勢は維持されている。体型はA00と同等で大柄化なし。crouching が腰の位置を下げ、hands on thighs が手の安定化に寄与している。
深掘り: 拳を地面につけた仕切り ── fists on ground
実験1で最もハッケヨイに近かったA06をベースに、手の指定を fists on ground(拳を地面につける)に変えた。実際の仕切りでは力士が拳を土俵につけるため、この指定でより本格的な仕切りの構えが得られるか検証した。
| seed=42 | seed=123 | seed=789 |
|---|---|---|
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観察
seed=123が最もハッケヨイに近い結果。開脚+深い前傾+両拳を地面につけた姿勢で、仕切りの構えそのもの。体型も標準で大柄化なし。seed=42は前傾+拳が地面に近いが、開脚が左右非対称。seed=789はサイドランジ寄りで片手が地面についている。
hands on thighs(A06)と比較すると、fists on ground は手の位置がより低く前傾が深くなる傾向がある。仕切りの「拳をつく」瞬間を再現したい場合はこちらが適している。ただし安定性はA06(2/3)よりやや劣り(1〜2/3)、ランジに崩れるリスクがある。
ラボ長コメント: seed=123、これもうハッケヨイでしかない。タンクトップの仕切り、新競技として成立しそう。
体型誘発リスクの検証
sumo を含む条件(A01, A02)と含まない条件(A04, A06)で体型への影響を比較した。
| 条件 | sumo語 | 体型変化 | 具体的な変化 |
|---|---|---|---|
| A00 コントロール | なし | なし | 標準体型 |
| A01 sumo wrestling stance | あり | 3/3で変化 | 肩幅拡大、筋肉質、太腿が太い |
| A02 sumo crouch | あり | 2/3で変化 | やや大柄、太腿が太い |
| A04 deep squat… | なし | 0/3 | 標準体型を維持 |
| A05 shiko dachi | なし | 1/3で軽度 | 腕がやや筋肉質 |
| A06 crouching… | なし | 0/3 | 標準体型を維持 |
sumo を含むワードは体型を大柄・筋肉質方向に変化させるリスクがある。特に sumo wrestling stance は3枚中3枚で顕著な体格変化が発生した。sumo crouch はポーズの再現度が高いものの、体型への副作用が確認された。体型を維持しつつハッケヨイを再現するには、sumo語を避けた要素分解アプローチ(A04, A06)が推奨される。
ラボ長コメント:
sumoって入れた瞬間にガタイが良くなるの、ある意味で語義に忠実ではある。
比較まとめ
| 条件 | ワーディング | トークン数 | ハッケヨイ再現度 | 体型維持 | 手の位置安定性 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A01 | sumo wrestling stance | 3 | 低 | NG | 不安定 | C |
| A02 | sumo crouch | 2 | 中〜高 | やや不安 | 安定 | B |
| A03 | wide squat stance, leaning forward | 5 | 低 | OK | 安定 | C |
| A04 | deep squat, legs apart, hands on knees | 7 | 高 | OK | やや安定 | A |
| A05 | shiko dachi stance | 3 | 低 | やや不安 | 不安定 | C |
| A06 | crouching, wide stance, hands on thighs | 5 | 最高 | OK | 安定 | S |
| B01 | crouching, wide stance, fists on ground | 5 | 高 | OK | やや不安定 | A |
推奨プロンプト
ハッケヨイ(仕切りの構え)を再現するには、以下の2パターンを推奨する。
第1推奨: crouching ベース(5トークン)
crouching が腰の位置を下げ、wide stance が開脚を、hands on thighs が手の安定化を担う。体型への副作用なし。3枚中2枚で高い再現度を確認。
第2推奨: deep squat ベース(7トークン)
トークン数は多いが、3枚中3枚で安定した開脚スクワットが得られた。hands on knees が手の破綻防止にも寄与している。より安定性を重視する場合はこちら。
使わないほうがいいワード
sumo wrestling stance— 体型が大柄・筋肉質に変化する。レスリングマットも出現するshiko dachi stance— 四股立ちとして機能せず、格闘技のパワーポーズになるwide squat stance— サイドランジとして解釈されやすい
ラボ長コメント: ポーズって「何の動作か」じゃなくて「体のパーツがどこにあるか」で分解したほうが通るっぽいんだよね。crouching + wide stance + hands on thighs、この3点セットは覚えておいて損はない。



























