【実験】三白眼を出すプロンプト|9条件・27枚で検証

【実験】三白眼を出すプロンプト|9条件・27枚で検証

結論を先に

  • upward gaze が三白眼(下白目が見える状態)を再現する唯一の有効な条件だった。 3枚中3枚で虹彩が上方に移動し、虹彩の下に白目が確認できた
  • sanpaku / sanpaku eyes は直接的な用語だが、z-image-turboではほぼ効果がなかった。虹彩位置はコントロールとほぼ同じ
  • three whites は「三」を数量として解釈し、複数の顔がグリッド状に生成される重大な副作用があった
  • lower white はフレーミングが下方にシフトし、目が画面外に切れてしまう副作用が発生した
  • cold stare / dead eyes / intense stare は表情(真顔・無表情)に影響するが、虹彩位置は変化しなかった

実験設計

項目
モデルz-image-turbo(6B、写実特化蒸留)
ステップ8
サンプラーeuler
スケジューラーddim_uniform
CFG1.0
サイズ1024x1024
seed3つ固定(全条件共通)
各条件3枚(3seed)
合計9条件 = 27枚

ベースプロンプト

ベースプロンプト
1girl, 32yo japanese actress, {VARIABLE}, white blouse, upper body, indoor studio, soft lighting

目の虹彩位置を観察するため upper body + 正面構図を採用。

A00: control(キーワードなし)

seed 1seed 2seed 3
control s1control s2control s3

観察: 3枚とも虹彩は眼球の中央付近に位置し、虹彩の下に白目は見えない。s1はやや右方向を向き、s2・s3は体を横に向けてカメラ側に顔を返すポーズ。表情は自然で穏やか。

A01: sanpaku

追加キーワード
sanpaku
seed 1seed 2seed 3
sanpaku s1sanpaku s2sanpaku s3

観察: 3枚ともコントロールと比較して虹彩位置に明確な変化がない。s1・s2はコントロールとほぼ同じ構図・表情で、虹彩は中央に位置する。s3はコントロールでは見られなかった微笑みが出ているが、虹彩の下に白目は確認できない。sanpaku 単体ではz-image-turboに三白眼の概念が伝わっていないと判断できる。

A02: sanpaku eyes

追加キーワード
sanpaku eyes
seed 1seed 2seed 3
sanpaku eyes s1sanpaku eyes s2sanpaku eyes s3

観察: s1はコントロールより顔のクロップが近くなり、目の開きがやや大きいが虹彩位置は中央のまま。s2は体を横に向けカメラを見返すポーズで、虹彩が眼球のやや上寄りに位置し、わずかに下の白目が見える。s3はコントロールとほぼ同じ虹彩位置。3枚中1枚でわずかな効果が確認できたが、再現性は低い。

A03: three whites

追加キーワード
three whites
seed 1seed 2seed 3
three whites s1three whites s2three whites s3

観察: 3枚中3枚で重大な副作用が発生。s1は6つの顔がグリッド状に並んだコラージュ、s2も同様の6面グリッド、s3は大小2人の人物が1枚に生成された。three が数量として解釈され、複数の被写体が出力されている。個々の顔の虹彩位置は通常通りで、三白眼の特徴は確認できない。三白眼の目的には使えない。

A04: lower white

追加キーワード
lower white
seed 1seed 2seed 3
lower white s1lower white s2lower white s3

観察: 3枚中3枚でフレーミングが大幅に下方へシフトし、目が画面外に切れている。s1は口元から下のみ、s2は顎と首から下の胸元付近が写り、s3は首から下の上半身のみが写っている。lower が構図の指示として解釈され、カメラのフレーミング自体が下がった。目が写っていないため虹彩位置の評価は不可能。

A05: upward gaze

追加キーワード
upward gaze
seed 1seed 2seed 3
upward gaze s1upward gaze s2upward gaze s3

観察: 3枚中3枚で虹彩が明確に上方へ移動し、虹彩の下に白目が見える三白眼の状態が再現された。s1は正面を向いたまま視線だけが上を向き、下白目がはっきり確認できる。s2・s3は顔ごとやや上方を向いているが、いずれも虹彩が眼球の上部に位置し下白目が露出している。コントロールと比較して最も明確な虹彩位置の変化が確認された条件。副作用として、s3では髪が短くなる変化が見られた。

ラボ長コメント: え、これめっちゃいい。三白眼の下白目ちゃんと出てるじゃん。sanpaku が効かないのに upward gaze で回り道して出せるの、プロンプトの言い換え力が問われるよね

A06: cold stare

追加キーワード
cold stare
seed 1seed 2seed 3
cold stare s1cold stare s2cold stare s3

観察: 3枚とも虹彩位置はコントロールと同じく中央付近で、下白目は見えない。コントロールとの違いは表情にある。3枚とも口を閉じた真顔で、コントロールのs3にあった微笑みのような柔らかさがない。s1はクロップがやや近く、s2は体を横に向けた構図で目つきがやや鋭い。視線の方向や虹彩位置への影響はなく、三白眼の再現には使えない。

A07: dead eyes

追加キーワード
dead eyes
seed 1seed 2seed 3
dead eyes s1dead eyes s2dead eyes s3

観察: 3枚とも虹彩は中央に位置し、下白目は確認できない。コントロールとの差は表情面で、3枚とも無表情に近い。s1は正面向きで表情が硬く、s2は正面を向いた無表情、s3も同様に感情の読み取りにくい表情。コントロールと比較して笑みや視線の動きがなくなり、表情が平坦になる傾向がある。ただし虹彩位置の変化はなく、三白眼の再現にはつながらない。

A08: intense stare

追加キーワード
intense stare
seed 1seed 2seed 3
intense stare s1intense stare s2intense stare s3

観察: 3枚とも虹彩は中央に位置し、下白目は確認できない。コントロールとの差は cold stare と同様に表情面のみ。3枚とも正面を向いた真顔で、s3では顔がやや上を向いているがこれは upward gaze ほど顕著ではなく、虹彩の下に白目は見えない。cold stare との明確な差も確認できなかった。

まとめ

9条件の検証結果を整理する。

条件三白眼の再現副作用
control-なし
sanpaku効果なしなし
sanpaku eyes3枚中1枚でわずかなし
three whites効果なし複数人物がグリッド生成される
lower white評価不能フレーミングが下方にずれ目が切れる
upward gaze3枚中3枚顔の向きが上を向く、髪型変化あり
cold stare効果なし表情が硬くなる
dead eyes効果なし無表情になる
intense stare効果なし表情が硬くなる

三白眼(虹彩の下に白目が見える状態)を再現するには upward gaze が最も有効。 ただし、視線だけでなく顔全体がやや上を向く副作用があるため、正面を向いたまま三白眼だけを出したい場合は追加の工夫が必要になる。

sanpaku という直接的な用語はz-image-turboでは効果がなかった。これはモデルの学習データにおいて sanpaku の概念が十分に学習されていない可能性を示唆する。三白眼の視覚的特徴を間接的に表現する upward gaze(上方への視線)のほうが、モデルが理解しやすいキーワードだったと考えられる。

cold stare / dead eyes / intense stare は虹彩位置には影響せず、表情の変化(無表情・真顔)にのみ作用する。目つきの演出には使えるが、三白眼とは別の効果である。

ラボ長コメント: えっと、三白眼は upward gaze が唯一の正解みたいですね。sanpaku が通じないのは残念ですけど、視覚的な特徴を英語で言い換えるアプローチは他でも使えそうです

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