結論を先に
- 「見た目に足すもの」はほぼ確実に成立する。 ゾンビメイク(3/3)、白濁眼(3/3)、吸血鬼の牙と紅い目(3/3)、球体関節(3/3)、黒い涙(3/3)、霜と白い息(3/3)。メイク・小道具・液体・霜のような「物理的に描けるもの」は強い。
- 「物理的にありえない状態」は指定できない。 体が半透明のゴースト(0/3)は完全不透明のまま。鏡検証の「鏡に映らない」(0/3)と同じ、不在系の限界。
- 「不自然な表情」は自然に正規化される。 不自然に広い笑み(0/3)はただの明るい笑顔になった。ポーズ検証で見た「unnatural無効化の法則」は表情でも成立する。
- エロと恐怖の両立なら軽ゾンビ・破れドレス・水死体風・白濁眼。 顔の美しさを保ったまま一点だけ人外化するスタイリングが最も効率がいい。
実験設計
- モデル: z-image-turbo(8 steps / CFG 1.0 / 1024x1024)
- seed: 42, 43, 44 の3枚固定(条件間で同一seed)
- 被写体・舞台の基準:
1girl, 32yo japanese actress, white silk slip dress, long black hair, standing in a dim abandoned room at night, looking at viewer(雪女のみ雪の中庭に変更) - 変数: 人外スタイリングの語彙のみを条件ごとに追加・置換(15条件 × 3枚 = 45枚)
過去4本のホラー検証(ロケ地・鏡・ポーズ・恐怖エスカレーション)は「場所・構図・文脈」の話だった。今回は最後のピース、被写体そのものを人外にするスタイリングの検証になる。
ゾンビ・アンデッド系
軽めのゾンビメイク(3/3成立)
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subtle zombie makeup は3枚とも「目元の隈+青白い肌+首筋のかすかな血管」として出た。顔立ちは崩れず、「病んだ美人」のラインで止まる。人外化の導入としては一番使いやすい。
重めのゾンビ(3/3成立・今回の最大恐怖)
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灰色の肌・落ち窪んだ目・口元の血・破れたボロドレスまで3枚とも全部乗った。背景の廃屋まで一段と朽ちて描かれる。今回の15条件で恐怖の最大値。それでも骨格は美人のままで、「美人の顔にゾンビメイクを施した」ようにしか崩れないのがこのモデルの一貫した挙動だった。
破れたドレス(3/3成立・エロ枠)
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人外要素なしで「何かから逃げてきた生還者」を作る条件。3枚とも破れと泥汚れが乗り、露出はなし。ホラーの文脈を保ったまま色気を落とさない、エロ×ホラーの折衷案として優秀だった。
目と顔の怪異
白濁した眼(3/3成立・効率最強)
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3枚とも白濁化に成功(seed 42と44はほぼ完全な無瞳、seed 43は薄青で瞳孔がうっすら残る)。顔の美しさは1ミリも崩れないのに、目だけで人外になる。追加コストがワンフレーズで済む効率は15条件で最強。カバー画像に採用した。
黒い涙(3/3成立・ただし色は血寄り)
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涙の筋は3枚とも出たが、色指定の black は完全には通らず、3枚中2枚は暗赤色〜黒褐色の「血の涙」寄りになった。seed 42は片目のみ。頬に一筋走るだけで顔の怪異度が跳ね上がるので、色のブレを許容できるなら強い。
目だけ影で隠す(0/3・黒い物体が実体化する事故)
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「目元だけ深い影に沈む」照明を狙ったが、3枚とも目の上に黒い帯状の物体(アイマスクのようなもの)が実体化した。光の状態として指定したつもりの「影」が、物として描かれてしまう。faint smile自体は3/3で出ているだけに惜しい。恐怖エスカレーション検証で「顔を髪で隠す」が通らなかったのと合わせて、このモデルで顔を隠す演出は一貫して困難と言える。
不自然に広い笑み(0/3・正規化される)
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smiling unnaturally wide, eyes not smiling は3枚ともただの感じのいい笑顔になった。目もしっかり笑っている。ポーズ検証で「unnatural系の形容は自然な範囲に丸められる」ことを確認したが、表情でも同じ法則が成立する。残ったのは「廃墟で満面の笑み」というミスマッチの違和感だけで、これはこれで少し怖い。
和風あやかし系
雪女(3/3成立・シーンごと完全変身)
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白髪ロング・睫毛と眉の霜・白い息・雪の中庭、指定した要素が3枚とも全部乗った。yuki-onna の一語で被写体・衣装・背景が連動して切り替わる、変身系の完成度は15条件で最高。
般若の面(造形は0/3、「異形の面」としては3/3)
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「面を手に持って顔の横に掲げる」構図は3/3で成立。ただし面の造形は般若ではなく、角と牙の付いた狐面のようなハイブリッドになった(白面・赤い角・金の目)。正確な般若を求めると失敗だが、「異形の面で半顔を隠す」演出としては十分機能する。
狐面(3/3成立・ホラーより妖艶)
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白い狐面が3枚とも出た(seed 42はやや猫寄りの造形)。掛け方は「目元に傾ける」「頭の上」「片目を隠す」とseedごとにバリエーションが出る。印象は恐怖よりお祭りの妖艶さで、廃屋とのミスマッチがうっすら不穏さを足す程度。「あやかし」の色気枠。
人形・吸血鬼・状態系
球体関節人形(3/3成立・アンキャニー枠)
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腕の球体関節が3枚とも描かれた。seed 44は両腕が完全に人形の機構になり、手まで人形の手になっている。一方で顔は人間の美人のまま(glass-like eyesはほぼ効かず)。「顔は生きているのに体は人形」という取り合わせが、今回のセットで一番アンキャニーな1枚を生んだ。
吸血鬼(3/3成立・上品な人外)
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深紅の目・小さな牙・口元の血痕・青白い肌が3枚とも乗った。elegant が効いて崩れが一切なく、15条件の中では最も上品に人外化する選択肢。
水死体風・ずぶ濡れ(3/3成立・エロ最大値)
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濡れて張り付き透けるドレス・滴る髪・青白い肌が3枚とも乗った。透け度は今回のセットで最高で、色気が恐怖を圧倒する。「井戸から上がってきた何か」を狙うなら、ロケ地検証の水場ロケと組み合わせて文脈側で恐怖を補う必要がある。
半透明の体(0/3・不在系の限界)
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体は3枚とも完全に不透明のまま。乗ったのは青みがかった冷たい色調だけだった。鏡検証の「鏡に映らない」(0/3)と同様に、「あるべきものが無い・透ける」という不在系の指定はこのモデルでは通らない。
白い息(3/3で「煙」になる)
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白い息を狙ったが、3枚とも口元からの息ではなく頭の横〜背後に漂う煙状のもやになった(goosebumpsは3枚とも確認できず)。雪女(z06)では雪景色の文脈があったため息が自然に出たのと対照的で、寒さの文脈がない室内では「breath」が「smoke」に化ける。ただし「廃屋に漂う謎の煙」として読めば怪異感はあり、事故としては悪くない。
メモ: 白濁眼は単一フレーズで印象を大きく変える効果があった。顔立ち自体は通常の美人のままだが、目が合った瞬間に人ではないような印象を受ける。今回の検証で最も違和感が強かったのは球体関節人形のseed 44で、顔は生きているのに腕だけが人形のような表現になっていた。
まとめ:人外化の3法則
15条件・45枚から見えた法則は3つ。
- 「見た目に足すもの」は成立する。 メイク(ゾンビ・隈)、小道具(面・牙)、液体(涙・血・濡れ)、霜と雪。物理的に描ける追加要素は3/3で通った。
- 「物理的にありえない状態」は指定できない。 半透明の体(0/3)、鏡に映らない(0/3・鏡検証)。不在・透過の表現は現状不可。
- 「不自然な表情・形容」は正規化される。 不自然な笑み(0/3)はただの笑顔に。ポーズ検証の「unnatural無効化」と同じ挙動で、怖さは形容詞ではなく具体物で作るしかない。
用途別の推奨は以下の通り。
| 狙い | 推奨スタイリング |
|---|---|
| エロと恐怖の両立 | 軽ゾンビ / 破れドレス / 水死体風 / 白濁眼 |
| 恐怖の最大化 | 重ゾンビ |
| シーンごと変身 | 雪女 |
| アンキャニーな違和感 | 球体関節人形 |
| 上品な人外 | 吸血鬼 |
| 妖艶・和風 | 狐面 |
メモ: エロ×ホラーの5部作は、役者(人外スタイリング)・舞台(ロケ地)・小道具(鏡)・演技(ポーズ)・演出(恐怖語彙)がこれで揃った。次回は全部盛りの総集編を予定している。
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ローカルGPUがなくても、クラウドGPUなら今回のような大量検証(45枚)も短時間で回せる。















































