「dress made entirely of [花の名前] petals」というプロンプトで、衣服を花で置き換える表現がどこまで機能するかを検証した。桜・バラ・ユリの3種類で、花びらの大きさや色がドレスの見た目にどう影響するかを比較する。
実験条件
| 項目 | 値 |
|---|---|
| モデル | z-image-turbo |
| seed | 42, 77, 123(各条件3枚) |
| 変数 | 衣服部分のプロンプトのみ変更 |
| 固定要素 | 被写体・ポーズ・背景・ライティング |
ベースプロンプトの衣服部分のみを差し替え、他の要素は固定した。
変数は以下の4条件:
| 条件 | 衣服プロンプト |
|---|---|
| コントロール | elegant white dress |
| 桜 | dress made entirely of cherry blossom petals |
| バラ | dress made entirely of red rose petals |
| ユリ | dress made entirely of white lily petals |
コントロール: 通常のドレス
| seed 42 | seed 77 | seed 123 |
|---|---|---|
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3枚とも白い無地のAラインドレスが生成された。ノースリーブで膝下丈、布地は滑らかな質感で統一されている。背景は日本庭園風の緑豊かな庭で、被写体の身体は完全にカバーされている。
実験1: 桜の花びらドレス
| seed 42 | seed 77 | seed 123 |
|---|---|---|
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3枚すべてで、桜の花びらが密に配置されたドレスが生成された。ドレスの形状はコントロールと同様のAラインを維持しており、花びらは小さく数が多い。淡いピンクと白の花びらが重なり合い、立体的なテクスチャを形成している。
注目すべき点として、3枚中3枚で背景が桜並木に変化した。プロンプトの背景指定は「garden」のままだが、「cherry blossom」の影響が背景にも波及し、足元にも花びらが散っている。身体のカバー範囲はコントロールとほぼ同等で、肌の露出は最小限だった。
ラボ長: 背景まで桜に引っ張られるの、属性リークっぽいけど結果的にめちゃくちゃ映えてるから全然アリ。花びらが散ってる地面との一体感がすごい。
実験2: バラの花びらドレス
| seed 42 | seed 77 | seed 123 |
|---|---|---|
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3枚とも深い赤色のバラの花びらで構成されたドレスが生成された。花びらは桜と比べて1枚1枚が大きく、重なり合って層状の構造を形成している。
ドレスの丈に差が見られた。seed42は膝上の短めの丈になり、seed77・123は膝下からくるぶし付近のロング丈だった。桜条件と同様に、3枚中3枚で背景がバラ園に変化し、足元にも赤い花びらが散っている。
バラの花びらは桜より厚みがあるため、ドレス全体の密度が高く、隙間はほとんど見られなかった。赤い花びらの色が鮮やかで、コントロールの白ドレスと比べてコントラストが強い仕上がりになった。
実験3: ユリの花びらドレス
| seed 42 | seed 77 | seed 123 |
|---|---|---|
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3枚とも白いユリの花で構成されたドレスが生成された。ユリは花のサイズ自体が大きいため、桜やバラとは異なり、個々の花がはっきりと視認できる仕上がりになっている。
花のサイズが大きいことに起因して、3枚中2枚(seed42, seed77)で花と花の隙間から肌が見える部分が確認された。ただし露出としては腕や肩周りが中心で、問題になるレベルではなかった。seed123は花の密度が高く、隙間はほとんどなかった。
背景は桜・バラと同様に、3枚中3枚でユリの花が咲く庭に変化した。白い花びらが地面にも散っており、ドレスと背景の色調が近いため、全体的に統一感のある柔らかい印象になった。
ラボ長: ユリの花がでかいから、ドレスというよりオブジェ感ある。花で隠してる感じが逆にフェティッシュで好き。
花の種類による比較
同一seedでの条件間比較を以下に示す。
seed 42
| コントロール | 桜 | バラ | ユリ |
|---|---|---|---|
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seed 77
| コントロール | 桜 | バラ | ユリ |
|---|---|---|---|
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seed 123
| コントロール | 桜 | バラ | ユリ |
|---|---|---|---|
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3条件を横並びで比較すると、以下の傾向が見える。
| 観察項目 | 桜 | バラ | ユリ |
|---|---|---|---|
| 花びらのサイズ | 小さい | 中程度 | 大きい |
| ドレスの密度 | 高い | 高い | やや低い |
| 隙間からの肌見え | 3枚中0枚 | 3枚中0枚 | 3枚中2枚 |
| 背景への影響 | 桜並木に変化 | バラ園に変化 | ユリの庭に変化 |
| ドレスの色調 | 淡いピンク〜白 | 鮮やかな赤 | 白〜クリーム |
| 足元の花びら散り | あり(3/3) | あり(3/3) | あり(3/3) |
まとめ
「dress made entirely of [花] petals」のプロンプトは、3種の花すべてで「花びらで構成されたドレス」として機能することが確認された。花の種類によって以下の違いが観察された。
- 花びらのサイズがカバー範囲に影響する: 小さい花びら(桜)は密度が高くなり肌の露出が少ない。大きい花(ユリ)は隙間が生じやすい
- 背景への属性リークが全条件で発生: 花の種類を指定すると、背景の庭も同種の花で埋まる傾向があった(9枚中9枚)。意図的に活用すれば花と調和した背景が得られるが、背景を制御したい場合は注意が必要
- ドレスの形状はおおむね維持される: コントロールのAラインシルエットが花びらドレスでも保持された。ただしバラ条件ではseed42のみ短めの丈になるなど、個体差があった
- 足元の花びら散りが全条件共通: 花で作ったドレスという文脈から、地面に花びらが散る演出が自然に付加された
ラボ長: 花の種類で結構キャラ変わるのがおもしろい。桜は清楚、バラは華やか、ユリは神秘的。使い分けるとバリエーション出せそう。














