【検証】花で作った服のプロンプト — 桜・バラ・ユリで衣服を置き換える

【検証】花で作った服のプロンプト — 桜・バラ・ユリで衣服を置き換える

「dress made entirely of [花の名前] petals」というプロンプトで、衣服を花で置き換える表現がどこまで機能するかを検証した。桜・バラ・ユリの3種類で、花びらの大きさや色がドレスの見た目にどう影響するかを比較する。

実験条件

項目
モデルz-image-turbo
seed42, 77, 123(各条件3枚)
変数衣服部分のプロンプトのみ変更
固定要素被写体・ポーズ・背景・ライティング

ベースプロンプトの衣服部分のみを差し替え、他の要素は固定した。

ベースプロンプト
1girl, 32yo japanese actress, standing in garden, full body shot, [衣服部分], natural daylight, soft bokeh background

変数は以下の4条件:

条件衣服プロンプト
コントロールelegant white dress
dress made entirely of cherry blossom petals
バラdress made entirely of red rose petals
ユリdress made entirely of white lily petals

コントロール: 通常のドレス

コントロール条件
1girl, 32yo japanese actress, standing in garden, full body shot, elegant white dress, natural daylight, soft bokeh background
seed 42seed 77seed 123
白いドレスを着た女性が庭園に立っている白いドレスの女性が緑の庭を歩いている白いAラインドレスの女性が花の咲く庭に立っている

3枚とも白い無地のAラインドレスが生成された。ノースリーブで膝下丈、布地は滑らかな質感で統一されている。背景は日本庭園風の緑豊かな庭で、被写体の身体は完全にカバーされている。

実験1: 桜の花びらドレス

桜条件
1girl, 32yo japanese actress, standing in garden, full body shot, dress made entirely of cherry blossom petals, natural daylight, soft bokeh background
seed 42seed 77seed 123
桜の花びらで作られたドレスを着た女性が桜並木の下に立っている桜の花びらドレスの女性が桜のアーチの下に立っている桜の花びらドレスの女性が庭園の桜の下に立っている

3枚すべてで、桜の花びらが密に配置されたドレスが生成された。ドレスの形状はコントロールと同様のAラインを維持しており、花びらは小さく数が多い。淡いピンクと白の花びらが重なり合い、立体的なテクスチャを形成している。

注目すべき点として、3枚中3枚で背景が桜並木に変化した。プロンプトの背景指定は「garden」のままだが、「cherry blossom」の影響が背景にも波及し、足元にも花びらが散っている。身体のカバー範囲はコントロールとほぼ同等で、肌の露出は最小限だった。

ラボ長: 背景まで桜に引っ張られるの、属性リークっぽいけど結果的にめちゃくちゃ映えてるから全然アリ。花びらが散ってる地面との一体感がすごい。

実験2: バラの花びらドレス

バラ条件
1girl, 32yo japanese actress, standing in garden, full body shot, dress made entirely of red rose petals, natural daylight, soft bokeh background
seed 42seed 77seed 123
赤いバラの花びらドレスの女性がバラ園に立っている赤いバラの花びらで覆われたロングドレスの女性がバラ園に立っている赤いバラの花びらドレスの女性がバラの茂みの前に立っている

3枚とも深い赤色のバラの花びらで構成されたドレスが生成された。花びらは桜と比べて1枚1枚が大きく、重なり合って層状の構造を形成している。

ドレスの丈に差が見られた。seed42は膝上の短めの丈になり、seed77・123は膝下からくるぶし付近のロング丈だった。桜条件と同様に、3枚中3枚で背景がバラ園に変化し、足元にも赤い花びらが散っている。

バラの花びらは桜より厚みがあるため、ドレス全体の密度が高く、隙間はほとんど見られなかった。赤い花びらの色が鮮やかで、コントロールの白ドレスと比べてコントラストが強い仕上がりになった。

実験3: ユリの花びらドレス

ユリ条件
1girl, 32yo japanese actress, standing in garden, full body shot, dress made entirely of white lily petals, natural daylight, soft bokeh background
seed 42seed 77seed 123
白いユリの花で作られたドレスの女性が庭園に立っているユリの花で覆われたドレスの女性がユリの咲く庭に立っている白いユリの花ドレスの女性がユリの茂みの前に立っている

3枚とも白いユリの花で構成されたドレスが生成された。ユリは花のサイズ自体が大きいため、桜やバラとは異なり、個々の花がはっきりと視認できる仕上がりになっている。

花のサイズが大きいことに起因して、3枚中2枚(seed42, seed77)で花と花の隙間から肌が見える部分が確認された。ただし露出としては腕や肩周りが中心で、問題になるレベルではなかった。seed123は花の密度が高く、隙間はほとんどなかった。

背景は桜・バラと同様に、3枚中3枚でユリの花が咲く庭に変化した。白い花びらが地面にも散っており、ドレスと背景の色調が近いため、全体的に統一感のある柔らかい印象になった。

ラボ長: ユリの花がでかいから、ドレスというよりオブジェ感ある。花で隠してる感じが逆にフェティッシュで好き。

花の種類による比較

同一seedでの条件間比較を以下に示す。

seed 42

コントロールバラユリ
コントロール seed42桜 seed42バラ seed42ユリ seed42

seed 77

コントロールバラユリ
コントロール seed77桜 seed77バラ seed77ユリ seed77

seed 123

コントロールバラユリ
コントロール seed123桜 seed123バラ seed123ユリ seed123

3条件を横並びで比較すると、以下の傾向が見える。

観察項目バラユリ
花びらのサイズ小さい中程度大きい
ドレスの密度高い高いやや低い
隙間からの肌見え3枚中0枚3枚中0枚3枚中2枚
背景への影響桜並木に変化バラ園に変化ユリの庭に変化
ドレスの色調淡いピンク〜白鮮やかな赤白〜クリーム
足元の花びら散りあり(3/3)あり(3/3)あり(3/3)

まとめ

「dress made entirely of [花] petals」のプロンプトは、3種の花すべてで「花びらで構成されたドレス」として機能することが確認された。花の種類によって以下の違いが観察された。

  • 花びらのサイズがカバー範囲に影響する: 小さい花びら(桜)は密度が高くなり肌の露出が少ない。大きい花(ユリ)は隙間が生じやすい
  • 背景への属性リークが全条件で発生: 花の種類を指定すると、背景の庭も同種の花で埋まる傾向があった(9枚中9枚)。意図的に活用すれば花と調和した背景が得られるが、背景を制御したい場合は注意が必要
  • ドレスの形状はおおむね維持される: コントロールのAラインシルエットが花びらドレスでも保持された。ただしバラ条件ではseed42のみ短めの丈になるなど、個体差があった
  • 足元の花びら散りが全条件共通: 花で作ったドレスという文脈から、地面に花びらが散る演出が自然に付加された

ラボ長: 花の種類で結構キャラ変わるのがおもしろい。桜は清楚、バラは華やか、ユリは神秘的。使い分けるとバリエーション出せそう。

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