結論を先に
- controlだけで「空中に浮遊する女性」が生成される。ベースプロンプトに落下の指示がないにもかかわらず、full bodyと組み合わせると空中ポーズが出やすい
- building は高層ビル街の俯瞰背景が追加され、高所からの落下感が最も強い
- cliff は海岸の断崖が描画され、崖から落ちる構図が安定して再現される
- clouds は雲の間を漂う構図で、浮遊感・幻想的な空気感が最も高い
- alice は「不思議の国のアリス」を反映し、地面の穴に落ちる構図と青い衣装が出現する。ただしベースプロンプトの白い服は上書きされる
- upside down は落下ではなく「地面に仰向けに寝転がった俯瞰写真」になり、落下表現としては機能しない
- slow motion は髪や水しぶきの動きが強調され、スタジオ撮影風の浮遊ポーズが得られる。落下というよりダンス的な跳躍に近い
- parachute はパラグライダー/パラシュートを装着した降下シーンに変化し、ハーネスや装備が描画される。衣装がスポーツウェアに変わる
実験設計
| 項目 | 値 |
|---|---|
| モデル | z-image-turbo(6B、写実特化蒸留) |
| ステップ | 8 |
| サンプラー | euler |
| スケジューラー | ddim_uniform |
| CFG | 1.0 |
| サイズ | 1024x1024 |
| seed | 3つ固定(全条件共通) |
| 各条件 | 3枚(3seed) |
| 合計 | 8条件 = 24枚 |
ベースプロンプト
各シーンの環境再現度を観察するため、場面設定を条件ごとに変化させた。
A00: control
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚とも空中に浮いた女性が描画されている。s1は均一なグレーの背景で、頭を下にして落下するポーズ。s2とs3は都市の上空から俯瞰した構図で、ビル群や緑地が眼下に広がっている。白いワンピースが風になびいている。場面設定キーワードなしでも落下・浮遊のポーズが出ている点が注目される。
A01: building
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚とも高層ビル街が背景に描画されている。s1はビルの壁面に片手で掴まりながら落下する構図で、眼下にビル群が見える。s2は仰向けに空中で腕を広げ、密集した高層ビル群の上空を落下している。s3はビルの屋上の手すりから身を乗り出す構図。controlと比べてビルの描写がより密集・高層化しており、高度感が増している。
A02: cliff
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚とも海に面した岩の断崖が描画されている。女性は崖の縁から海に向かって落下・滑落する構図で一貫している。s1は崖から仰向けに離れる瞬間、s2は崖に片手をかけながら体が海側に傾いている、s3は崖から頭を下にして落下中。背景に波しぶきや岩肌の質感が詳細に描写されている。buildingとは異なり、自然環境の落下シーンとして安定した結果が出ている。
A03: clouds
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚とも雲の中または雲の上を漂う構図。s1は四方を雲に囲まれた青空の中で仰向けに浮遊し、幻想的な印象。s2は雲の隙間から地上が見え、髪がなびく落下ポーズ。s3は雲の上に浮かぶ構図で、パフスリーブの白いワンピースが風に広がっている。地上の風景が雲の下にうっすら見える。落下というより「空中浮遊」に近い静かな構図が多く、幻想的な雰囲気が強い。
ラボ長コメント: cloudsの浮遊感、なにこれ。落下じゃなくて空に溶けていく感じがすごく綺麗。白いワンピースが雲と一体化してるのが好き。
A04: alice
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚とも地面に開いた円形の穴に落ちていく構図が生成された。周囲には草や土が見え、「不思議の国のアリス」のうさぎの穴を連想させる。衣装がベースプロンプトの指定にかかわらず青いワンピースに変化しており、アリスの衣装が反映されている。s1は穴の入り口付近で体を広げている、s2は足を上にして穴の中に落ちていく構図、s3はトンネル状の穴の中間で手足を広げている。他の条件と完全に異なるユニークな場面が生成された。
A05: upside down
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚とも落下ではなく、アスファルトの地面に仰向けに寝転がった状態を真上から撮影した構図になった。髪が地面に広がり、手足を伸ばしている。落下中の浮遊感はなく、影が地面に落ちている。「upside down」は「逆さま」という意味だが、モデルは「上下反転した俯瞰構図」として解釈しており、落下表現としては機能していない。
A06: slow motion
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚とも室内または屋外の地上付近で、跳躍中の瞬間を捉えた構図。s1はスタジオ風の空間で後方に反り返りながら落下するポーズで、髪が激しくなびき、足元に水しぶきのような粒子が見える。s2はグレーの壁を背景に、髪をなびかせて上を向いた動きのあるポーズ。s3は屋外で水しぶきの中を跳ぶ構図。3枚とも高所からの落下ではなく、地上付近での動的な瞬間撮影になっている。髪や衣服の動きの強調が特徴的。
A07: parachute
| seed 1 | seed 2 | seed 3 |
|---|---|---|
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観察: 3枚ともパラグライダーまたはパラシュートで降下するシーンが生成された。ハーネス、ロープ、キャノピーが描画されている。s1は青いジャンプスーツにヘルメットを装着、s2は白い服にハーネスを装着しパラグライダーのロープを握っている、s3は赤と青のパラシュートキャノピーが開いた状態で降下中。背景は山の緑や集落が見え、高度感がある。ベースプロンプトの白いワンピースはスポーツウェアやジャンプスーツに変化しており、衣装の上書きが発生している。
ラボ長コメント: buildingとcliffが落下感最強で、cloudsは幻想系、aliceはユニーク枠っていう棲み分けがきれいですね。upside downが寝転がり俯瞰になるのは完全に罠なので、落下表現で使わないようにしたいです。
まとめ
| 条件 | 落下感 | 場面の特徴 | 衣装維持 |
|---|---|---|---|
| control | 中 | 都市上空の俯瞰、グレー背景 | 維持 |
| building | 高 | 高層ビル街の俯瞰、高度感が強い | 維持 |
| cliff | 高 | 海岸の断崖から海への落下 | 維持 |
| clouds | 中 | 雲の中の浮遊、幻想的 | 維持 |
| alice | 中 | うさぎの穴への落下 | 青に変化 |
| upside down | なし | 地面に寝転がった俯瞰写真 | 維持 |
| slow motion | 低 | 地上付近の跳躍、動きの強調 | 維持 |
| parachute | 中 | パラグライダー降下 | スポーツウェアに変化 |
落下シーンを狙う場合、buildingとcliffが最も高度感のある落下構図を安定して生成する。cloudsは落下よりも浮遊感が強く、幻想的な絵作りに向いている。aliceはユニークな穴落ちの構図が出るが衣装が上書きされる。upside downは落下表現として機能しないため注意が必要。slow motionは落下ではなくダンス的な跳躍になる。parachuteは装備付きの降下シーンになり、衣装がスポーツウェアに変わる。

























