結論を先に
camisole and pantiesが「キャミソール+下着」を最も安定して出力する。 3枚ともキャミソールとパンティが明確に分離しており、意図通りの衣装構成になったsilk camisoleはスリップドレス風のシルク質感キャミソールを安定して生成する。 3枚ともVネックの光沢あるシルク素材で、最も「キャミソールらしい」見た目camisole, bare legsはボトムなしの全身ショットになるが、衣装解釈にバラつきがある。 ロンパース風、ミニスリップドレス風、キャミソール+パンティと出力が分散したcamisole単体ではキャミソール+ショートパンツのセットアップやボディスーツ風になりやすい。 純粋なキャミソール1枚にはなりにくいlace camisoleはレースのボディスーツ/テディに近い出力になる。 全面レースで透け感が強く、ランジェリー寄りの解釈wearing only a camisoleはフレーミングが上半身寄りになる傾向がある。 「キャミソールだけ着ている」という意図よりも、構図の変化(上半身クロップ)として影響したnude, camisoleはボディスーツ/レオタード風になり、「nude + 上着」パターンはキャミソールでは機能しなかった。 バスローブで有効だったこのパターンがキャミソールでは再現できなかった
実験設計
| 項目 | 値 |
|---|---|
| モデル | z-image-turbo |
| Seed | 42, 123, 789 の3種類を固定使用 |
| 各条件 | 3枚(3seed) |
| 合計 | 7条件 × 3seed = 21枚 |
ベースプロンプト
{VARIABLE} 部分を条件ごとに差し替える。
条件一覧
| ID | 条件名 | プロンプト差分 |
|---|---|---|
| A | camisole | camisole |
| B | silk camisole | silk camisole |
| C | lace camisole | lace camisole |
| D | wearing only a camisole | wearing only a camisole |
| E | camisole, bare legs | camisole, bare legs |
| F | camisole and panties | camisole and panties |
| G | nude, camisole | nude, camisole |
評価基準
- キャミソールの形状(キャミソール単体か、セットアップか、ボディスーツ風か)
- 素材感の違い(リブ、シルク、レース)
- ボトムの有無(ショートパンツ、スカートが付くか)
- フレーミングへの影響
各条件の結果
A: camisole
| Seed 42 | Seed 123 | Seed 789 |
|---|---|---|
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観察
- seed 42: 水色リブ素材のキャミソールに同素材のショートパンツ。ルームウェアのセットアップとして出力されている
- seed 123: グレーのキャミソールだが、全身がひと繋がりのボディスーツ/レオタード風。ボトムとの境界がない
- seed 789: 白/グレーのリブ素材キャミソールがチュニック丈まで伸びている。太もも半ばまで覆うワンピース風
3枚中0枚が「キャミソール1枚」の出力。ショートパンツとのセットアップ、ボディスーツ風、チュニック丈ワンピース風とバラつきが大きい。camisole 単体では衣装の解釈が安定しない。
B: silk camisole
| Seed 42 | Seed 123 | Seed 789 |
|---|---|---|
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観察
- seed 42: シルバーブルーのシルクスリップドレス風キャミソール。Vネック、細い肩紐、膝上丈。光沢のあるシルク質感がはっきり出ている
- seed 123: シルバーブルーのシルクスリップドレス。seed 42と同系色で、Vネック+太もも丈
- seed 789: シャンパンゴールド/ピンクのシルクスリップドレス。他の2枚とは色が異なるが、シルクの光沢感は共通
3枚ともVネック+細い肩紐+シルク光沢のスリップドレス風キャミソールが安定して出力された。「キャミソール」として最も自然な見た目。丈は太もも~膝上で、ボトムは生成されていない。
C: lace camisole
| Seed 42 | Seed 123 | Seed 789 |
|---|---|---|
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観察
- seed 42: 白/クリームの全面レースキャミソール。ボディスーツ/テディ風のシルエットで、腹部まで透け感がある
- seed 123: ネイビーの全面レースキャミソール。seed 42と同様にボディスーツ風のシルエット。透け感が強い
- seed 789: 白/クリームの全面レースキャミソール。太もも丈で、seed 42よりやや長め。透け感あり
3枚とも全面レースで透け感のあるランジェリー風の出力。lace camisole はキャミソールよりもレースのテディ/ボディスーツに近い解釈になる傾向が確認された。色はシード依存でバラつく(白系2枚、ネイビー1枚)。
ラボ長コメント: うわ、好き。
lace camisoleがほぼランジェリーになるの、laceの引きが強すぎるんだろうけど、透け感がいいじゃん。部分レースにしたいならcamisole with lace trimとか書く必要がありそうだけど。
D: wearing only a camisole
| Seed 42 | Seed 123 | Seed 789 |
|---|---|---|
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観察
- seed 42: ベージュ/クリームのリブキャミソール。ウエストあたりまでしか写っておらず、上半身中心のフレーミング。ボトムの有無は確認不能
- seed 123: グレーのキャミソール。Aのseed 123と似たボディスーツ/レオタード風の一体型シルエット
- seed 789: 水色ボーダーのキャミソール。上半身のみのフレーミングで、ボトムはフレーム外
3枚中2枚で上半身寄りのフレーミングになった(standing を指定しているにもかかわらず)。wearing only a camisole は「キャミソールだけを着ている」よりも「キャミソール姿を見せる」→上半身クロップ、という解釈に引っ張られた可能性がある。ボトムを排除する効果は確認できなかった。
E: camisole, bare legs
| Seed 42 | Seed 123 | Seed 789 |
|---|---|---|
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観察
- seed 42: 水色ストライプのキャミソール。丈が短くロンパース/ボディスーツ風のシルエット。脚は露出しているが、上下一体型に見える
- seed 123: ネイビーのキャミソールがミニスリップドレス風に出力。裾にレーストリムがあり、太もも丈。脚は完全に露出
- seed 789: ベージュ/ピンクのリブキャミソールに同系色のパンティが見えている。
bare legsが効いて脚は露出しており、全身ショット
3枚とも bare legs の効果で脚が露出した全身ショットになった。ただし衣装の解釈はバラつきがあり、ロンパース風(seed 42)、ミニスリップドレス風(seed 123)、キャミソール+パンティ(seed 789)と分散した。bare legs はボトムを排除する方向に作用するが、キャミソールの形状自体は安定しない。
F: camisole and panties
| Seed 42 | Seed 123 | Seed 789 |
|---|---|---|
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観察
- seed 42: ライトブルーのリブキャミソール+同系色のパンティ。キャミソールとパンティが明確に分離した出力。上半身寄りのフレーミングだが、衣装構成は明確
- seed 123: ブルーグレーのリブキャミソール+同色のパンティ。ボタニカル柄の壁紙の前に立っており、キャミソールとパンティがセットで出力されている
- seed 789: グレーのリブキャミソール+ピンク/ベージュのパンティ。キャミソールとパンティが色違いで出力されており、別アイテムとして明確に分離
3枚ともキャミソールとパンティが明確に分離して出力された。衣装構成として「キャミソール+パンティ」が安定しており、7条件中最も意図通りの結果。素材はいずれもリブニット系で、色はシード依存で変化するが形状は安定している。
ラボ長コメント: これが一番素直でしょ。着ているもの全部書くのが結局一番確実。
camisole and pantiesのフルセット指定は他の衣装でも応用できそうだし。
G: nude, camisole
| Seed 42 | Seed 123 | Seed 789 |
|---|---|---|
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観察
- seed 42: ベージュ/ヌードカラーのリブキャミソール。ボディスーツ/レオタード風の一体型シルエットで、上半身寄りのフレーミング。
nudeが肌色(ヌードカラー)の衣装として解釈された可能性がある - seed 123: ベージュのキャミソールがボディスーツ風に出力。脚が見えるがボディスーツの股部分から続いており、キャミソール1枚とは異なる
- seed 789: ベージュのキャミソールがチュニック丈のミニワンピース風に出力。太もも上部まで覆っており、キャミソール単体ではない
3枚ともベージュ/ヌードカラーの衣装になった。nude がバスローブのように「裸の上に羽織る」ではなく、「ヌードカラー(肌色)」の色指定として解釈された傾向が見られる。ボディスーツ風(seed 42, 123)やミニワンピース風(seed 789)の出力になり、キャミソール1枚にはならなかった。
ラボ長コメント: バスローブでは
nudeが「裸の上に着る」で通ったのに、キャミソールではヌードカラーに解釈されるのか。えっと、衣装の使用文脈でnudeの意味が変わるというのは面白い発見ですね。バスローブには「裸の上に着る」前提があるけど、キャミソールにはそれがないということかなと。
同シード横並び比較
同じseedでの条件間の違いを横並びで確認する。
Seed 42
| A: camisole | B: silk camisole | C: lace camisole | D: wearing only a camisole |
|---|---|---|---|
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| E: camisole, bare legs | F: camisole and panties | G: nude, camisole |
|---|---|---|
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Seed 123
| A: camisole | B: silk camisole | C: lace camisole | D: wearing only a camisole |
|---|---|---|---|
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| E: camisole, bare legs | F: camisole and panties | G: nude, camisole |
|---|---|---|
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Seed 789
| A: camisole | B: silk camisole | C: lace camisole | D: wearing only a camisole |
|---|---|---|---|
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| E: camisole, bare legs | F: camisole and panties | G: nude, camisole |
|---|---|---|
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条件間の比較まとめ
| 条件 | 衣装の形状 | 素材感 | ボトムの状況 | フレーミング |
|---|---|---|---|---|
| A: camisole | セットアップ/ボディスーツ/チュニック丈(バラつき大) | リブニット | 3枚中1枚でショートパンツあり | 全身 |
| B: silk camisole | スリップドレス風(安定) | シルク光沢 | なし(3枚とも) | 全身 |
| C: lace camisole | ボディスーツ/テディ風(安定) | 全面レース、透け感 | なし(3枚とも) | 全身 |
| D: wearing only a camisole | リブキャミソール | リブニット | 確認困難(上半身クロップ) | 上半身寄り(3枚中2枚) |
| E: camisole, bare legs | ロンパース風/ミニスリップ/キャミ+パンティ(バラつき大) | リブニット/混在 | なし(3枚とも脚露出) | 全身 |
| F: camisole and panties | キャミソール+パンティ(安定) | リブニット | パンティあり(3枚とも明確に分離) | 全身~上半身寄り |
| G: nude, camisole | ボディスーツ/ミニワンピース風(ヌードカラー) | リブニット | 確認困難(一体型) | 全身~上半身寄り |
考察
camisole and panties の安定性
7条件中、最も安定して意図通りの出力になったのは camisole and panties だった。衣装の構成要素を全て明示的に指定することで、モデルの解釈の余地を狭めている。この「着ているもの全部を書く」アプローチは他の衣装指定でも有効と考えられる。
camisole 単体の不安定さ
camisole だけではモデルの解釈がバラつく。ショートパンツとのセットアップ、ボディスーツ風、ワンピース風と3枚とも異なる出力になった。キャミソールを安定して出すには素材指定(silk、lace)か、衣装構成の全体指定(camisole and panties)を加えた方が制御しやすい。
素材指定の効果
silk を付けると光沢のあるスリップドレス風に、lace を付けると全面レースのランジェリー風に安定して誘導される。素材語がキャミソールの「形状」まで規定するのは注目に値する。
bare legs の効果と限界
bare legs を追加すると脚が露出した全身ショットにはなるが、キャミソール自体の形状解釈は改善されなかった。bare legs は「脚を出す」構図指示として機能するが、衣装の形状を規定するものではない。
wearing only a camisole の問題
wearing only ~ という表現はボトムを排除する効果よりも、フレーミングを上半身に寄せる副作用の方が大きかった。
nude, camisole が機能しない理由
バスローブでは nude, bathrobe で「裸の上にバスローブを羽織る」が成立したが、キャミソールでは nude がヌードカラー(肌色)の色指定として解釈された。バスローブは「裸の上に着る」という使用文脈が明確であるのに対し、キャミソールにはその文脈がないため、nude の意味が衣装の色に吸収されたと考えられる。
まとめ
キャミソールのプロンプト制御では、衣装構成の全体指定(camisole and panties)が最も安定した結果を得られた。素材指定(silk camisole、lace camisole)も出力を安定させるが、それぞれスリップドレス風、ランジェリー風と形状が変わる。bare legs は脚の露出には効果的だが衣装形状のバラつきは解消しない。wearing only a camisole はフレーミング変化の副作用が大きく、nude, camisole はヌードカラーの衣装として解釈され、いずれも意図通りにならなかった。「何を着ているか全部書く」アプローチが、ボトムの排除や修飾語による間接的な制御よりも確実である。


























